協働的な学習体制を築くには教師側の指導支援が必要です

16 Jul 2016

協働的な学習とは何かと言いますと、それは生徒同士が教え合い、学び合うことだとされています。それだけを見ると、生徒の自主性を重んじて、基本的に放任主義を取ることになるようですが、各種の指導支援は必須となります。なぜなら、生徒たちは人にものを教える専門家ではないからです。そのため、教師側が生徒たちは今何をしているかを把握しておく必要があります。これは適切な指導支援を行うために必要な措置だと言えます。

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協働的な学習と一言で言っても、ただそれを唱えるだけで事態が改善されることはありません。必要とされる道具を揃える必要があります。まず、ネット環境を整えましょう。情報共有はそれを介して行うのが一番です。そのため、持ち運びが可能なタブレットパソコンを各自に配布した方がよいでしょう。これは扱いが簡単なのもメリットです。ただ道具を与えるだけでは管理が難しくなるため、何のために配布したのかを説明し、その使い方も合わせて指導しておきましょう。

協働的な学習をするためには、電子媒体を用いるのが一番なのですが、それに適したアプリケーションも合わせて準備しておく必要があります。パソコンは必要とされるソフトなどがなければ、その機能を活かすことはできません。これを導入するメリットしては、誰かが何かを書き込むと、それが全員に直ちに伝わることです。これは普通の黒板を用いると収拾がつかない事態を招きかねませんが、電子媒体だとそんなことは起こりません。

協働的な学習体制を構築できれば、学内だけではなく外部との交流も可能になります。これは今まで学習体制に何を抱えていた離島の学校とも接触できるようになることを意味します。この体制ができるメリットとしては、生徒同士が切磋琢磨できる相手が増えることです。競争相手が多いと、それだけやる気が喚起される傾向にあります。また、知らない相手と交流を持つことで、新たな刺激を受けることが可能になります。何をするにしてもマンネリ化しないのはよいことです。